kv

保育士の上司との関係を円滑にする12のコミュニケーション術

更新日:2019年2月22日

女性が大半の保育士。それだけで身構えてしまう方も多いのではないでしょうか?ありがたいことに職場関係ではほぼストレスフリーで過ごしている、現役保育士の筆者が実践している悩まないコツを紹介します。

1、挨拶をしっかりする

「おはようございます」「お疲れ様でした」「お先に失礼します」毎日明るく挨拶し、ハキハキ喋った方が上司からも好印象です。登園時に子ども達から元気な声で「おはようございます!」と言われると嬉しいですよね? 子どもに身につけてほしいなら、まずは自分から

2、責任をもって仕事をこなす

雑な仕事ばかりしていると最後は上司の手を煩わせます。「基本」になることはできる限り頑張りましょう。また期待を上回る仕事をすることも大切です。これは気配りにも繋がってきますね。たまにヒントがあるのでそれを聞き逃さないこと!!何気なく上司が言った「あれもやらないと…」その"あれ"を覚えていて先回りしてやってみましょう!それだけで印象ががらりと変わると思いますよ。

3、積極的に「私がやります!」「何か手伝えることはありますか?」と聞きましょう

仕事は得意ではないという方はこれを頑張るだけで周りの印象も大分違うと思います。断言します。一生懸命は良い印象しか与えません。
みんなが面倒に感じる仕事こそ沢山の「ありがとう」をもらえます。人に「ありがとう」と言われた時とても嬉しい気持ちになりませんか?受動的にならず積極的に自分ができることを探しましょう。その頑張りは上司もみていてくれますが善意でできるといいですね。

4、教えられたことをすぐ実践

相手が善意で教えてくれたことです。まずは実践してみましょう!上司もやる気のある後輩を育てたいと思うはずです。ここは上司のため…ではなく自分のスキルアップのために、頂いた機会を生かせるといいですね。自分に合う、合わないはあると思いますが何事も「試してみる」経験が大切です。

5、人によって態度を変えず、笑顔を忘れない

笑顔は一番の武器です。笑うことで優しく穏やかな印象を与えます。「この人話しやすい!」と気軽に話しかけてくれることも多くなり仕事場で輪が広がるチャンスです。
ただし人によって態度を変えるのはかなりのイメージダウンなので気を付けましょう。

6、周囲への気配りを忘れずに

職場でポケー(笑)としていてはダメです。自分の仕事おわったからぁ…ポケー、することないなぁ…ポケー、誰かやってくれるよね…ポケー。
保育士たるもの常にアンテナを張り巡らせていることが大事です。何も言わなくても自分で気付いて掃除や片付けをしてくれていたら誰でも嬉しいものです。忘年会や飲みの席でのサラダの盛り分け、上司のグラス確認なども気配りの一つ!気遣いが習慣化されている人は事実、信頼を寄せられるのです。

7、質問や悩みは積極的に相談する

「頼りにされる」ことは誰でも嬉しいはずです。あまりにも何度も細かいことを聞きすぎるのは「自分で判断できないの⁉」と思われる可能性もあるので控えた方が良いかもしれませんが、基本的にわからないことがあったら素直に相談しましょう。
おすすめは、まずは自分で考え、上手くいかなかった場合に頼るのがベストです。

8、指摘されたときは素直に反省する

注意されても素直に反省することが大事です。客観的に自分の姿がそう写ってしまっていたのであれば、反省することはあるはず!厳しいことを言いますが周りに伝わっていなければ意味がないのです。
自分がステップアップするチャンス!ここでふて腐れるか見つめ直し頑張るかで大きく変わってくると思います。園児に注意する立場でもあるので、自分のミスを素直に認められるような人なりたいですね。

9、「それは違う」と思ってもすぐに批判をしない

自分とは意見が違うなと思った経験は、少なからず半数以上の方が経験していると思います。子どもに対して危険が及ぶこと、明らかに子どもの命が危ない場合は別ですが、「子どものために」という着地点が同じであればその経過には何十通りの考え方があっていいと思います。「そんな考え方もあるんだなぁ」と勉強をする気持ちで話しを聞きましょう。

10、プライベートな失言は避ける

ここでは普段上司とどのくらいの信頼関係を築けているかがミソです。相手との関係性、距離感を見極め、話題提供をしていきましょう。
答えようがないことや、友達に対して使うような言葉遣いは時に不信感を与える可能性もあるので気をつけた方が良さそうです。

11、ある程度は聞き流す

先輩保育士のアドバイスを聞き流すのはあまり良くないですが、たまーに出会う「姑保育士」(勝手にそう呼んでいます。笑)。こういったタイプの人に出会った時に、すべてを真に受けてしまっては心が持ちません。
実はこのタイプの人は言いたいだけなんです! 相手にとっては「おはよう、元気?」位のスタンスのこともあるので、深く気に留める必要はありません。

12、結局は自分がどう捉えるか

色んなコミュニケーション術を紹介してきましたが軸になるのは

  • 指摘をされた時に見つめ直し、尚且つ自分自身のケアができる
  • 色んな意見を受け入れ視野を広くもつ
  • メンタルを強くもつ
  • だと私は思います。余裕をもち、ある程度自分の中で折り合いをつけ、妥協することで心の持ちよう、見方も変わってくると思います。

    おわりに

    どうでしたか? 今は「誉めて伸ばす」時代と言われていますが時に叱られることも私は大切だと思っています。叱られているうちが花、打たれ強さがある人程、成長速度も速いと思います。中には「上司に媚びたくない!」という方もいると思いますが、これも上司に対しての気遣いだと思うとまた見方も変わるのではないでしょうか?